【少年ジャンプ＋ってなんぞや】
今日の今日までベールに隠されていたこの少年ジャンプ＋。
しかし前兆は40号のジャンプから実はありました。
それは巻末の次号予告の一つ前のページに掲載されていた謎の広告です。

まず40号の一枚目


ジョジョの奇妙な冒険、バオー来訪者でお馴染みの荒木飛呂彦先生が描いた女性が「少年ジャンプ、」と一言

お次は41号の二枚目


家庭教師ヒットマンリボーンで長期連載をしていた天野明先生が描く男が「少年ジャンプ、お前を」と荒木先生のセリフを引き継ぎます。

42号の3枚目


ジャンプを代表する人気作、尾田栄一郎先生のワンピースの主人公ルフィと鳥山明大先生のドラゴンボールの主人公孫悟空がさらにセリフをつなぎ「少年ジャンプ、お前を　超える！」と顔の位置がずれた二人が決意を新たにします。

そして最後の4枚目、本日発売の最新ジャンプにはこれだ！

「週刊少年ジャンプ」に宣戦布告する。
少年ジャンプが、一番だ。
少年ジャンプが、最強だ。
少年ジャンプが、頂点だ。
少年ジャンプが、絶対だ。
僕たちは、
少年ジャンプが大好きだ。
だからこそ
少年ジャンプを倒すと決めた。
少年ジャンプを超える「少年ジャンプ＋」創刊！
 

という壮絶な前振りが4週前から行われており、43号のジャンプと同時発売で始まったのがこの少年ジャンプ＋なのです。

では次は「でも少年ジャンプ＋ってなんだよ。」って事ですよね。
端的に言えば週刊少年ジャンプを電子媒体として配信するサービスの事です。
ただこれでは「＋」と呼ぶ意味がありませんよね。
もちろんそこについても少年ジャンプ＋は力を入れています。

【少年ジャンプ＋の特典とメリット】
少年ジャンプ＋は有料で週刊少年ジャンプを電子媒体で読めるサービスです。
料金体系はジャンプ一冊300円。
月額定額課金だと900円で一か月間のジャンプが全部読めます。
しかも電子媒体のみの特典ページがあり、初回はナルトのカラーイラスト集とワンピース最新話のフルカラー配信です。
ホームページにアクセスすれば無料連載も読めるなどただでも楽しめるコンテンツが沢山あるのも魅力的。

紙媒体の価格が一冊260円前後なのを考えれば、300円は40円の値上げです。
しかし月額課金ならば900円で約4冊読める事から、価格面で言えば約140円お得です。
毎月購入している記者のような人間ならば間違いなくお買い得。

月曜日の発売日の朝5時配信の為、日付変更線をまたいですぐに買いに行く組でない限りはデメリットはさして無いはずです。
これにより雑誌の発売日が遅い離島や地方など過疎地域との発売日格差が完全に無くなったともいえ、
地方民にとっては朗報以外の何物でもありません。

定額課金の場合増刊号の「ジャンプNEXT」も実は読み放題となっています。


近頃は週刊少年ジャンプからジャンプNEXTに連載中に移籍作品がある為、それを追いかけるのが億劫となってしまい作品が尻切れトンボに多くの方がなっていましたが、定額課金なら追いかける事が出来るという嬉しさ。
これだけでもお買い得度は高い。

さらに購入した読める期間は無期限です。
いつでもどこでも通信が出来ればDLして過去の雑誌を読み返せる為、雑誌の保管場所や資源ごみに出すのに苦労しなくて済むという嬉しさがありますね。

要約すると
週刊少年ジャンプの一冊バラ購入は300円
定額課金は900円　（週刊少年ジャンプ4冊+ジャンプNEXTが読める）
配信日は雑誌と同じ発売日の朝5時　地域格差は無し
読める期間は無期限
電子媒体限定の特典ページあり

と言うことになります。　メリットはかなりあります。　
では今度はデメリットも見てみましょう。

【少年ジャンプ+のデメリット】
まずデメリットとして挙げられるのが定額課金はスマートフォンのアプリからしか申し込めないという点です。
パソコンからは会員登録は出来読むことが出来るものの、なぜが定額課金はスマートフォンのアプリからしか行えません。
こうすることで一般の方にも電子媒体をより身近にしたいという思惑があるのかもしれません。
ではスマートフォンで定額課金をしたIDでパソコンのサイトからログインして漫画を読んでみるとどうなるかというと、普通に読めます。

定額課金をアプリからでないと申し込めないとしたこの仕様、全く意味が分かりません。

アプリケーションでスマートフォンからみた際、目次機能で作品ごとにすぐ飛べます。
線もくっきりして文字も見えやすく、解像度は悪くはない為とても読みやすいです。

ただ早めにスクロールをする際一瞬読み込みが間に合わず画面が真っ黒になってしまう事があります。
また雑誌と同様の掲載で片ページずつの為、迫力ある見開きページも片ページずつしか読むことが出来ない為、
紙媒体なら楽しめる見開きのインパクトが味わえません。

ですが設定で横回転対応にすれば2ページ同時表示も可能な為、文字が小さくなり読みにくくなるという点を覗けば
雑誌同様に楽しむことが可能です。
画像が大きなタブレットで楽しむには向いている機能です。

アプリケーションに関しては読み込みが若干遅いという点を覗けば及第点と言った所です。

では雑誌としての構成はどうなっているのか。
まず広告ページ、懸賞ページ、読者投稿のページは全カットされています。
ここに関しては読まない人も多いのできっとデメリットよりもメリットに思われる方も多いでしょう。
しかし肝心な所まで無くなっています。

なんと巻末の作者コメントページが無くなっているのです。
作者たちの日常が垣間見れるわずかなコメントですが、時には笑え、ネタにもされる話題がポンと出てくる為、
ファンからすればささやかな楽しみなページです。
アスクレピオスの内水先生と犬まるだし！の大石先生の巻末コメントのコントではとても楽しませて頂いた為、
毎週チェックしているジャンプ購読者としては誠に残念で仕方がありません！

そして気になるのはアンケートはがきも当然ありません。
当然電子媒体なのでありません。
つまり電子媒体購入者はジャンプ恒例「人気投票によるチキチキ打ち切り猛レース」への参加権がありません。
電子媒体購入者と紙媒体購入者では購読者層の違いが十分に考えられる為、これはアンケート結果に大きな影響を
及ぼす事は容易に考えられます。
懸賞はともかくとしても、お金を支払っている以上読者アンケートに参加する権利もホームページから課金済みアカウントからのみ送る事が可能などの配慮が欲しい所。

巻末コメントとアンケート応募に関しては是非少年ジャンプ+編集部は熟慮願います。


【最近のジャンプ】
僕のヒーローアカデミアと火ノ丸相撲おもしろ過ぎんだろJK。

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